藤井勘圿の絵

ギャラリー京都寺町菜の花でただ今開催中です

2025年7月5日(土)ー7月21日(月祝)

12:00‐18:00 水曜定休

藤井勘圿さんは、おもしろい。京都と小田原、年に2回やるので絵からおもしろさが伝わってくる。描かれる対象にもよるのですが、迫ってくるものがあるのですね。猿などは岩田山で、雨や雪の日でも、降っていても描かない由ではないので描き続けている。そして雨が降っていれば降ったなりに、雪にしてもそうなるのです。それが画像に出てくるのですね。そこがなにかを伝えているのでしょう。そして、蓮の花や椿の花や、バナナの花を描いても、その思いは出てくるのです。蓮の花のデッサンなぞはすごいものがあります。葉の葉脈まで一こま一こまが描かれて、一枚の葉ができ上がるのですね。それが構成されるのですが、それは単に並んでいるようで、そこに一本の花がひらくのですね。その描いているときの迫り方だと思うんです。違いがあると思います。勘圿さんにしか描けないものがあるのでしょう。そして迫ってくる。
その時に出会った人は、すごいものとして感じますね。そうやって作品は生まれてくるのですね。描いている現場には立ち合ってないですが、ひしひしと感じるものはあります。

2025.6.15 髙橋台一

17. 7月 2025 by STAFF
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